この時期イヤな記憶とイイ記憶 ―2024年12月15日

☆今日(12/15)は『年賀はがき引き受け開始日』

・例年、郵便局では今日から年賀はがきの引き受けが開始されます。

 

・年賀状だすのは嫌じゃない。むしろ、こういう年に一度のアナログなご挨拶文化でお正月くらいデジタルを脇に置いて過ごすのもいいなと思ってます。

・でも、手書きでつくる年賀状は、圧倒的に嫌。

・前職時代、この時期になると個人的にお世話になった方や取引先に年賀状を用意していました。ただ、古い慣習を重んじる会社だったからか、メッセージと宛名は全て手書き。部長が筆ペン片手に「手書きだと気持ちが伝わるからね」と。

・いや、その気持ち自体はわからんでもないけど今時そんな…。たしかにアナログで良いって言ったけどそこまで浸らなくても…。そのせいでこっちはめちゃくちゃに苦労してるんですよ…。

・なんせ、自分の字が壊滅的に汚い。震えた筆跡。おそらく小学5年くらいで字体の上達が止まってるので、おそろしく字がゆがむ。波打つひらがなとガタガタ漢字。大きかったり小さかったり全体のバランスも崩壊気味です。

・そして書き損じも多発。やっとの思いで「昨年はお世話になりました。今年もよろしくお願いします。」と書き切ってホッとした直後、裏面の社名や宛名を間違える。必死の思いでなんとか完成させた年賀状も、最後の最後に指がインクをかすめて謎のシミをつける。

・気持ちが伝わる以前に、これだと逆に失礼に当たりそうな…。

・普段の仕事以上に年賀状を完成させるほうが大変だった嫌な記憶。

 

・会社に届く年賀状は、やっぱりメッセージも宛名も全てプリントされたものばかりでした。美しく整列された文字には、ミスはもちろんインクのシミひとつありません。

・でも、だからこそか、たまに手書きの年賀状が混ざっているとつい凝視してしまう。多少ゆがんでても、線がにじんでても、書いた人のクセが残った筆跡でも、なぜかそこに込められたぬくもりを感じてしまう。

・部長の言ってたことを少し理解した仕事始め。これだけはちょっとイイ記憶。

 

 

日記を書いた人:乙羽

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