☆今日(10/22)は『図鑑の日』
・1908年の今日、日本で初めて図鑑が発行されたことにちなんで制定。
・「図鑑」と聞くと思い出されるのは幼少期。家にあった昆虫や動物、植物の図鑑を手に、目を輝かせながらページをめくっていた記憶があります。
・中身のほとんどを写真やイラストで埋め尽くされている図鑑は、文字や言葉をロクに知らない子どもでも純粋な好奇心だけでどんどんページを進められる魅力がありました。色とりどりの昆虫、カッコいい動物、夢中で見てたなぁ。
・ただ、図鑑に好奇心が打ち砕かれるまさかの経験も。
・幼少期の私は、とにかく暗いところを怖がる子ども。夜トイレに行くのに点けられる全ての電気を点けないと行けなかったし、就寝時も明かりがないと寝られないような子どもでした。
・そんな私にトラウマを残したのが「宇宙の図鑑」です。宇宙の図鑑はページを開けば広がるのは真っ黒で真っ暗な背景。星ごとの異様さ、不気味さ。ページをめくるたびに体中がゾワっと冷たくなるような、夜トイレに行く時と同じ感覚。
・そしてなにより、いま生きている地球には宇宙というとんでもない規模の無限に続く真っ暗な「外側」があり、そこで自分が暮らしているという事実。
・暗闇を恐れていた私にとっては、宇宙の暗さの広さにただただ恐怖を感じていました。
・あと、書いてて思い出しましたが、究極に怖かったのは火星のページにあった「宇宙人の顔の跡の写真」。知ってる人いますか? 火星に降り立った探索機が「宇宙人の顔の跡」を見つけたとか何とかで、その写真がドンと載ってたんですよね。ただでさえ宇宙が怖いのに、そこにさらに宇宙人まで現れ、心底震え上がりました。
・今になって真相が気になったので、当時の恐怖そのままにビクビクしながら調べてみました。
・すると、どうやらあれは顔っぽく見えるただの岩。いわゆる「人面岩」だったっぽい。
・もしかしたら図鑑にも記載があったのかもしれませんが、細かい文章は読んでなかったので知りませんでした。トラウマがひとつ解消されたような、あの頃の私に教えてあげたい。
・今回の顔の後の写真、もし「真相は未だに謎である」みたいな感じだったら、今ごろトラウマ再燃で恐怖が復活してたので、少し安心。