その文庫を読んだきっかけ ―2024年7月21日

☆今日(7/21)は『ナツイチの日

・「ナ(7)ツ(2)イチ(1)」の語呂合わせで、株式会社集英社が制定しました。

・ナツイチは、集英社文庫が毎年夏に全国の書店で行っている文庫小説フェアのこと。

・今年もすでに開催されていて、フェア文庫限定カバーや購入者プレゼントもあるようです。

・書店で大々的に展開していて売場で目立っているため、普段は小説を読まない人でもナツイチで文庫を読むきっかけにもなりそうです。

 

・文庫といえば、昔読んだ中で今も手元に残しているお気に入りがあります。

・それは今から約10年ほど前、高校生の時に読んだ鷺沢萠さんの『海の鳥・空の魚』という文庫小説。

・中身は、10ページくらいのお話が20作品ほど載ってる掌編集。

・作品のテーマは、いろんな立場にいるふつうの人たちの何気ない一コマの情景を切り取ったもの。

・特別なことが起きるわけでもない日常、でもまあこれもわるくないよねという今日。そんな日々で起きる良いこと悪いこと。読んでいて何となく共感できるような時々の心情が描かれています。

・掲載作品数が多いため、読んでいる自分の立場や境遇によって、グッと胸を掴む作品が変わるような良さもあるんじゃないかと思います。

 

・私がこの文庫を読んだきっかけとなったのは、高校の模試で解いた現代文の問題。

・問題中に『東京のフラニー』という題目があって話を読んだのですが、心情描写がすごくよく「この話おもしろ」と思ってしまいました。

・模試中で問題を解きながらもそのまま惹き込まれてしまい、作者の他の作品が気になって終了後すぐに題目を検索したらこの文庫にたどり着きました。

・そんな感じなのですが、冒頭でナツイチを紹介しておいたのに、これは角川文庫ですね。ナツイチとは関係ないものでした。

・ナツイチもきっといい本ばかりなので、ぜひ書店でナツイチ文庫を探してみてはいかがでしょうか。きっと面白いナツイチ作品に出会えるかと思います。

・あと、ちなみに肝心の模試の出来は、イマイチだったと思います。

 

 

 

 

日記を書いた人:乙羽

 




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